乾燥対策をしよう

寒くなってくると空気が乾燥してきますので、同時に肌も乾燥しやすくなり、肌トラブルに悩まされる人も増えてくるでしょう。

冬になると肘や膝、唇が乾燥してカサカサしてくる…という声をよく聞きますし、もともと乾燥肌の人はさらに乾燥しやすくなりますから、デリケートになります。

したがって乾燥しやすいシーズンはスキンケアにより力を入れる必要がありますから、自分に合ったスキンケア方法を見つけておきましょう。

さらにアトピー性皮膚炎があったり、ニキビができやすいなど肌疾患を抱えている人はそれも考慮してスキンケアしていく必要があるので、自分だけで判断するのではなく皮膚科に相談してください。

最近ではかゆみ外来のように肌のかゆみに特化したところもありますし、アレルギーを専門にしているところもあるので積極的に活用しましょう。

スキンケアの基本となるのは何と言っても保湿で、まずはここがしっかりできるようにならなければいけません。

保湿なんて化粧水と乳液でできるのでは？と思うかもしれませんが、自分に合ったスキンケア化粧品でなければ、どれだけ使っても効果が表れない可能性が高いです。

たとえば乾燥肌の人はより潤いを重視したものがおすすめですが、もともとオイリー肌の人がそういったものを使うとかえって逆効果になってしまいます。

さらにアトピー性皮膚炎などの肌疾患がある人がアルコール成分の入ったスキンケア化粧品を使うと、よりかゆみが増したりすることもあるみたいです。

ひと言で保湿と言ってもその人に合った方法でなければ意味がないので、まずは自分に合ったスキンケア化粧品を見つけてください。

そしてひとつ注意して欲しいのが治療目的で使われているものを美容目的で使ってはいけないという点です。

強い肌の乾燥や打撲によるあざの治療、ケガをしたあとのケロイドの予防に使われるヒルロイドはそういった症状を対象にして処方されているものなので、普段から使っていいものではありません。

ヒルロイドは治療薬ですから健康保険が適用されますし、よく処方されるので知っている人も多いと思います。

最近では美容目的でわざと皮膚科を受診してヒルロイドを処方してもらう人もいるみたいですが、美容目的で皮膚科を受診して健康保険を使うのは違法行為ですから絶対にやってはいけません。